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脊柱側湾症の機能描写とそれに含まれている実用的な意味

Spinal_column

『脊柱側湾症の機能描写とそれに含まれている実用的な意味』
原文はこちら
フェルデンクライス・メソッドトレーナー:エラット・アルマゴール博士、アナット・クリヴィンヌ著

私達は二人とも20年以上の経験を持つフェルデンクライス・メソッドの教師です。私達はイスラエル、日本、イタリア 、ドイツ、アメリカでこのメソッドを教えています。フェルデンクライス・メソッドにおける先生でありトレーナーとして私達が発展させて来た事柄の一部として、主に脊柱側湾症をもつ子供達にフェルデンクライス・メソッドを用いて働きかける新しい方法を発展させました。下記に重要な詳細を描写します。

脊柱側湾症の背骨のふるまいを理解するためには、まずは健康な背骨、すなわち対称的な背骨を維持する正常な過程を理解することが必要であると考えました。正常な立位と歩行ではいつでも平衡を回復します。バランスを保つことは通常日々の基盤で、両足から、前庭器官から、両目から、多くの関節から、自分のバランスを失ったり、倒れそうになるおそれとなるわずかな変化を知らせる継続したフィードバックがあることを意味します。幸運にも通常は即座に脳によって作り出される体を平衡に回復する修正がなされますが、この過程は経験や試行錯誤を通して学習した長い道のりの結果として起きているのです。

フェルデンクライス博士の著書『The Illusive Obvious』の中で、フェルデンクライス博士は

「人間の姿勢は動的な平衡であり...神経系は体と同じように平衡を保とうとするよりむしろ平衡を回復ように働く...直立である不安定な状態の中で平衡を回復することは大変な熟練を要求し、長く骨の折れる実習期間を必要とする。」
と書いています。

実際にこの実習期間は幼児期の初期に始まるのです。生後6ヶ月から7ヶ月の赤ん坊は仰向けで両足を床に立てて、床を押しそして自分の頭の方向に自分を押す床からの反作用を感じています。この時期の赤ん坊はあらゆる種類の押し方のバリエーションで何日もこの作用反作用を試すのです。赤ん坊はこの作用反作用と自分の視覚体験やバランス体験などに相互関係を持たせます。

例えば、玩具に手を伸ばそうとして片足で押して片側に転がるとき、この機能を成功させるようにあるいは最初は多くの回数は不成功ですが、赤ん坊はこれらすべての要素をまとめて構成していきます。ゆっくりと脳は運動を多くの可能な修正することで多数の要素から成る感覚入力を調節較正して、行動パターンを安定させることを学習します。

これらのパターンは後でさらにずっと複雑なことが必要な立ったり歩いたりすることに修正され適応されます。立っていることは横たわっていることとは異なり、体の一つの部分のバランスはそれより低い位置のレベルのバランスにとても依存しているのです。このように立っていることはその中心からある部分の小さな偏差の過程であるわけです。これらの偏差は偏差が小さいときに感じられて、とても小さな筋肉群の反応で修正されます。

通常、この過程は高いレベルの構造安定性(ロバスト性)があること、すなわち途中に多くの安全を生み出す要素が存在していることを意味します。 
両足が感じ取れなくても、両目や前庭器官あるいは関節や筋肉や腱からの固有受容器によって感じ取られます。実際、通常脳は巧みに反応しようとして多くの感覚からの入力刺激間の中で一致することを捜すでしょう。運動修正に対しても同じ事が言えます。

(訳注:ロバスト性とは,外乱や環境変動などの不確定な変動が発生しても,それに影響されることなくシステムが目的としていた機能をばらつきなく達成できることをことを意味します.) 

平衡の話題に戻します。体を体の正中線や必要とされた姿勢に戻るようにするとても多くの選択肢が存在します。

このように、この多様性(multimodality)あるいは多くの自由度は生存にとても有利なわけです。しかし、この過程はとても多くの様々な原因で損なわれてしまう可能性があるのです。

ここで、脊柱側湾症の主要な働きを理解することに至ります。

すなわち、私達は脊柱側湾症とは安定を回復する過程の中にある障害の結果であると提起します。

脊柱側湾症の起きる理由はある症例と別の症例とではとても異なり得るし、通常この理由をさかのぼって突き止めることはできません。実際のところ、この事は問題になりません。する必要があることは感覚と反応、試行錯誤の過程に新しい学習を可能にすることなのです。従って、私達は背骨自体を矯正するのではなく、非対称になった原因をさかのぼって突き止めようとするのでもなく、再学習によって脊柱側湾を修正しているです。

初めのうちは多くのレッスンは横たわった姿勢でなされます。この姿勢ではバランスをとる要求が低いので脊柱側湾症の子供は背中を保持する自分が既に知っているパターン群に頼る必要がありません。この子供は例えば両足で床を押しながら、背骨にそって伝わる動きにより敏感になれます。
むろん、両足で押す動作はフェルデンクライスのレッスンの何百もの様々な体験のただ一つの例にすぎません。これらのフェルデンクライスのレッスンの体験は感覚と安定性を回復する筋肉活動のやり取りをもっと洗練された適合するものにするように徐々に導きます。

私達はこの改善された動的安定性こそが立ったり歩いたりすることをもっと楽にすると信じています。改善された動的安定性は筋肉群のずっと少ない努力を伴い、さらに背骨により対称的な構成をもたらします

次のモデルが私達の理論をもっと分りやすくするかもしれません。:
棒を指先の上に立ててバランスをとろうとすれば、棒が落ちないように絶え間なく指を動かす必要がありますよね。棒を釣り合う状態に戻すことは、つりあっている所から外れる棒に反応することが速ければ速いほど、ますます楽になり、より少ない努力しか必要なくなります。背骨にも同じような事が起きているのです。(背骨は重なる多数の小さな棒のようではあるけど、モデルとして良いはずです。)感受性が高まれば、バランスの変化を感じたら間に合うようにすぐに素早くそして行う必要がある多くの選択肢を使いながら反応して、ほとんど努力しないで安定性を回復するでしょう。厄介な問題は釣り合い状態から離れれば離れるほど、バランスを保とうしてつぎ込む必要な努力が増えることです。そして、さらに努力すればするほど、感受性が低下するので、わずかな変化を感じとれなくなって、その結果、さらに傾いてしまうのです。これは雪だるまのように膨れ上がります。:もっと頑張ると、さらに感じられないので、もっとまがる、じゃあ、さらに頑張るとますます感じ取れないので...繰り返されます。

しかし、もっと感じとれるようになって、楽に行うことにもっと楽にアクセスすることで、なんとかこの過程の方向を変えられたら、
その結果、変化をますます速く感じて、釣り合う状態に戻ってくるために必要な努力はますます減少して、さらにますます感じとれるようになって、
ますます小さな変化を感じられてますます素早く反応できるようになるです!
その結果として背骨はすべての部分で正中線にもっと近づいています、つまり脊柱側湾が減るのです。

感情的な側面
私達は脊柱側湾症の子供達を扱うときの感情面を完全に重要であると考えます。フェルデンクライスのレッスンでは脊柱側湾症の子供達が楽しみと好奇心からレッスンにやって来るようにします。
脊柱側湾症の子供達に私達がレッスンをすると、脊柱側湾症の子供達は格別な心地よさの感じがして、自分の体とより良くつながっている感じがすると話しています。子供達は不必要な努力を取り除くのと同じようにしてストレスから自分のやり方で自分自身を心地よくすることを見つけることを徐々に学びます。

特に十代の子供達には、誤りを正そうとするために必要な事柄があるという気持ちより、むしろ興味と好奇心をかき立てて自分の体にかかわるこの接し方の方が子供達の自己イメージと発達にずっと重要であると私達は確信しています。

著者:
エラット・アルマゴール博士は神経生理学の博士号と数学と物理学の学士の資格を持つフェルデンクライスのトレーナー。
アナット・クリヴィンヌは社会福祉学と舞踏学の学士と舞踏教育学の修士の資格を持つフェルデンクライスのトレーナー。

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09.良い姿勢とは」カテゴリの記事

コメント

資料、ありがとうございます。
じっくり読みませていだだきます。
感謝。

Reikoさん、コメントありがとうございましたhappy01

この類いの記事は手間がかかるので、コメントを頂けるとほんと嬉しいです。happy02

トレーニングコースで側湾症の方(自分自身を含めて)にするための膨大なレクチャーと具体的な実技を受けると思います。あまりにも詳細で個別的なので、じゃあ一般的にはどうなのか?という「まとめたい」という欲求が起きたときにも、簡潔なこの文章は明確さを与えてる助けとなると思いますよ。


資料の日本語訳は
大変な手間がかかることを十分承知していますので
だからこそ、本当に感謝しております。
ありがとうございます。

資料最後にありました
【誤りを正そうとするために必要な事柄がある
という気持ちより、むしろ・・・
自己イメージと発達にずっと重要である
と私達は確信しています】
の一文は、私達大人にも十分あてはまることだと
フェルデンクライスを学ぶ今強く思います。

>トレーニングコースで
側湾症の方(自分自身を含めて)にするための
膨大なレクチャーと具体的な実技を受けると思います。

FPTP京都の講義では、「脊柱側湾症」云々を
まだ聞いたことがありません。
3年目以降に聞くのでしょうか?
それとも、後で「あれがそうだったんだ!」と
関連して思い出すことになるのでしょうか?

どうだろう??

Reikoさん、コメントありがとうございました。

好奇心♪好奇心♪おれたちは〜noteあ!羞恥心でした。coldsweats01

脊柱側湾症に対する意識的な戦略を講義されるのは3年目以降かもしれませんね!ただ、脊柱側湾症に効果が高いATMやFIは既にやっているかもしれませんよbleah

きっと、レッスン中に横になると背中が対称的に床につくようになっていたり、背が高くなっていたことがありますよねgood

フェルデンクライス博士自身のトレーニングコースではレントゲン写真を使って説明したりして、解剖構造を含めて色々と説明しています。きっとこれから詳しく説明を聞けると思います。お楽しみにlovely

京都のトレーニングコースに参加したいな〜happy02

京都のトレーニングコース
是非いらしてください!!
FPTP京都、冬セグメントは12/27~1/8に開かれます
(12/29と1/1はお休み)

まだ京都の冬独特の「底冷え本番」でない時季ですし
観光客も少なくなってくる時ですから
お薦めです!
(会場内の暖房はしっかり効いていますから
ATMで床に寝ても大丈夫です!)
(でも、風邪を引く人多数・・・)
(室温が高すぎるのでしょうか??)

Reikosさん、京都のトレーングコースへのお誘いありがとうございます。なかなか京都に行くことができませんbearing残念です。sad

整体などでは、風邪をひくことには体のバランスを調整するという積極的な意味があると聞きます。

レッスン自体が体の偏りを調節しているので、暖かくしていても風邪をひくことができるのなら、ひょっとしたら、さらに風邪をひくことで体のバランスを調整をしているのかもしれませんね。

風邪による体調の変化や気分の変化の経過(プロセス)を余裕をもって観察できる時間を過ごせることもトレーニングコースの魅力ですね。happy01

自分自身にとってこの風邪にはどんな意味があるのかわかるかもしれません。興味はつきませんねhappy01

来年一月の横浜アドバンストレーニングに向け、エラット・アルマゴール先生とアナット・クリヴィンヌ先生について検索したところsawadaさんのページがヒットしました。この内容を、翻訳されたことにまず大大大感謝です。ありがとうございます。文章を読み終えて、勉強になったことはもちろんとても勇気付けられ、フェルデンクライスの働きがさらにありがたいと感じられましたhappy01記事を読んでいる間、私の好奇心の翼もパタパタしっぱなしでした。ありがとうございま~す!

miyuさんコメントありがとうございました。\(^^)/

エラット&アナット先生のアドヴァンスに参加されるのですね。(^-^)残念ながら私は参加できませんが、充実したアドヴァンスになることを願っています。

プラクティショナーの皆さんにも勇気を与える記事をこれからも発信できたよいなと思ってます。

素敵な年末と充実した新年をお過ごしください。
(*^ー^)ノ☆。・:*:.・★,。・:*:.・☆

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