自己認知力
フェルデンクライスメソッドの前述のATMあるいはFIを行っている例の説明をしてみます。
たとえば、生徒が仰向きの状態から、未分化の丸太のような転がり方をすることはできるかもしれないが、分化された動きで転がることは難しいようだとしましょう。両脚をまげることができるのなら、結果として続いておきる転がることは連続した動きとして仰向けから座る状態に効率的に動く可能性を与えます。生徒は両膝を右に倒すことと骨盤をその方向に転がすことが難しいので、やりにくいのだと発見するかもしれません。人間の構造と機能の複雑さを考えれば、この難しさには多くの理由がありうるでしょう。
フェルデンクライスメッソドの先生は、生徒が現在どのように運動をするかについて発見して、先生と生徒の両方にとってより見通しがきくようにして、それから、別の可能性を検討しようとします。
フェルデンクライスメソッドでは、人がどのように今の動きの問題の解決を秩序だてるのかということの詳細な認識こそが、改善には根本的で、漏れが無いとないと考えらています。
モーシェ・フェルデンクライス博士は、「我々が実際に何をしているかについてわからないならば、我々はおそらく、我々がやりたいことをすることができないでしょう」と述べています。
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BGM変わったんですね!
「何をしているかがわからなければ、やりたいことをすることはできない」・・・あたりまえのようで、とっても深い言葉ですね。フェルデンクライスメソッドはレッスンを重ねるほどおもしろくなってきて興味が尽きません。
投稿: michiko | 2006/11/29 00:40
↓の 解説。。。。ちと文字が多くてむずかったっす。。。
さて、グアムで挙式してきました!
おひまなーら 見にきてね~~^^b
投稿: キャロ | 2006/11/30 04:02
michikoさんコメントありがとうございます。m(_ _)m
モーシェ・フェルデンクライス博士は一見あきらかなで曖昧なことがらについて、よく語っていますね。そして、言った言葉に対して体験できる具体的なやり方を示していることがフェルデンクライスメソッドの奥の深さであり、興味深さの理由の一つじゃないかなって思います。
気分転換にBGM変えてみました。いかがですか?
投稿: awareness | 2006/12/01 08:17
キャロさん、コメントありがとうございます。
グアムウエディングの写真見せてもらいました。とてもきれいでお幸せそうですね。(^-^) ヒューヒュー
ちょっと考える事があって、あのような文体と展開で文章を書きました。また、いずれ別の方向からわかりやすい解説を書くようにします。ご指摘ありがとうございます(^^)/
投稿: awareness | 2006/12/01 08:27